押すこと

押す動作ですがこれは物に応じて、いろんな動きがあり使うところ、概念が全く違います。一番意味のないのが一部分の筋肉で押すこと。物体とポジションに応じて押し方が違います。

壁を押す

壁を押すときに一番力が入らないのが手で押すことです。押す動作で何でも一番レベルが低いのは手で押すことです。手だけだと本当に一部分の筋肉しか使わないことになります。

ちなみに壁を押すときは、身体と壁が平行な状態ならば、後軸。前傾することができる状態なら前軸が優勢です。

 

 

一番重要なのは足元と背中のポイントです。まず足元は壁を押したときに、足元が滑らないかどうかです。足元はスパイクなどの物理的に滑らない状況を作るのが一番いいですが、そうでない場合は地面の感じれるかになります。

それは腰と膝を緩めて、体が上から下まで線でつながっている感覚がとても大事です。地面の反発を利用して壁を押す方が足の力も、背中の力も、地面の壁も使えるようになります。

それと背中の軸です。足元の地面の反発と、背中の壁を感じましょう。壁に背中をもたれて手を前に押すのと、何もなしで手を前に押すのでは、明らかに壁に背中をもたれて前に出す方が力強いです。
もちろん実際に壁があったほうが、力の出力は出ますが、それはイメージでも大分違います。

足元の地面と背中の壁が作れる時が、一番強いです。

 

タイヤを押す

壁は垂直に立っているものに対して、タイヤは地面に乗っています。まず出力の方向性は、地面に対して平行に動力を加えることが大事になります。地面と平行に矢印を意識して押すと事です。

体の使い方は前軸優勢となります。

ここでも押すときに足元がものすごく大事になります。足元がしっかりしているか、滑らないかがまず第一のポイントです。普通の運動靴とスパイクとではまるっきり別の運動といっていいほど変わります。

そしてここでも地面をつかんで、それをタイヤに平行に力を加えていくことです。腕で押しても本当に前に進みません。腕はあくまで力を伝えるための道しるべです。いかにきれいに力をタイヤに当てるかに集中しましょう。

タイヤ押しでは体幹胴体の力が大事です。胴体で力を込めるというよりも、胴体で力を増幅するイメージです。胴体全体で矢印を作っていくイメージです。腹で踏ん張るという感じではありません。

人を前に押す

人を前に押すのは、一番簡単な状態が、相手が力んで、力をいなしていないのと、ただ踏ん張っているときの状態です。

人にあたるとき、相手が「その場で」固めれば固めるほど、動力を食らいやすい状態になります。

相手が、うまく力を抜いて自分にパワーを加えられたときが一番難しい状態です。

相撲で見てみると立ち合いの時に、腹で思いっきり踏ん張って棒立ちになると全く何もできません。

しかしながら、地面の反発を感じて、頭は矢印の方向を意識します。そしてお尻から頭までを、一つの電柱とイメージして、相手を突き抜けるイメージで当たるとあたりがまるっきり変わります。

いかに、力が人に加わるかです。自分が力を出したかでなく、出した力を集約できるか。集約できたら。その次がパワーになります。