感触としては本当にいい状態。動き の先生・師範といっても過言でないレベル。
名古屋場所に向けて明日、場所入りです。恒例というべき場所入り前にわがジムでトレーニングを行いました。
ここに来る前にトレーニングは二回。自分でケトルベルやトレーニングを一回。僕と一緒にトレーニングを一回です。
とにかく特筆すべきところは、自分自身の状態や動きをよく把握していること。
よく菊関は「体心技」といいます。なぜ「心技体」じゃないかというと、まず体の状態が来ないと心技に行かないということです。
ですので菊関は体のコンディションの事を最近、自分自身でかなり研究しています。これは我がジムに一緒にトレーニングに来た、西村選手に足の裏・甲を緩めると血流が流れて、一気に状態が良くなると説いて、アスリートはかなり使っている「フィジオアクティブ」という電気の治療器45万円するものでほぐしをしています。実際これをすると地面のつかみが格段に上がるし、足が軽くなる感覚があります。
前回の佐渡ヶ嶽部屋のトレーニングの時に、私は朝稽古を見に行ったので、そのあと相撲の動力研究するときに、この時にどのように体重をかけたら相手に伝わるとか、同じ押しでも感覚や概念の違いで弱くも強くもなるし、相手の手の決め方で、相手の動力を消す動きなど、相当研究していました。
去年に古武術の概念を知って以来、あっという間にレベルが上がっています。菊関は最初必ず鵜呑みにして全部意見を聞くので、そこからの変換が素晴らしいです。
心に対しては、特に何かをする直前の心構えを、みんなに教えてもらう。音楽編
この日は西村さんと、スーパーリフター君が一緒にトレーニング。西村さんは試合前の普通のスクワット、スーパーリフター君は、セーフティスクワット。
そこで菊関は2人に、直前にはアップテンポの音楽を聴いて、集中せよと指令。音楽を聴く大事さとして、
- 自分のゾーンに入る。他人に自分のゾーンに入れさせない。
- 他人に自分はゾーンに入っているからしゃべらせるなというオーラを出して、近づけさせない。
- 迷いがなくなる。
- 考えることが単純化する。よって能力が物事一つに集約できる。
という利点です。そして聞き方としては
- 状況状況に応じて、音調を変える。
- ウォーミングアップ時と、本番に行く直前の音調は全く違う。
- ウォーミングアップ時は音小さめ、本番時は大きめ
- 球の試合は同じ音楽でいいが、プロみたいにしょっちゅう試合の人は音そのものを変えないと、その音で入れなくなる。
- イヤホンは極力いいものを。そして線のわずらわしさは絶対ない方がいい。
とあります。この日は菊関がチョイスした、youtubeの音楽を聴くことにしました。この日はこの音楽です。
これを西村さんに聞かせました。まずは87.5㎏のスクワット
そして音楽入れた後の95㎏。これしゃがみ実際見た感じOKでした。特に目とか表情見てください。
明らかにゾーン感があります。こちらにも気迫が伝わってくるようなスクワットでした。このように音で気持ちを入れることができます。
その他やはりサプリメントや、何らかの方法で入れる方法もあります。
菊関のこの日のトレーニング。ケトルは32kg5分73回。セーフティスクワットは230kg3回
練習内容的には、ここら辺は出してほしいなという数値です。ただ重量以前に力が出るポイントが変わっています。
まずはスクワットです。胸からよく力が出ています。足じゃないんですよね。
ベルトもこの日帯を忘れているので、しょぼいベルトで行っています。胸骨の力がものすごく感じます。
そしてもう一つの新トレーニング。菊関が自分で編み出しました。
これ僕らも2セットずつやりましたが、どこを使うかといっても口で伝えるのが難しいですが、前に行く動力の集約の練習と思ってください。
今まで使ったことがない感じでした。そして今日ですがやけに歩くのが早くなっています。何々筋とかじゃないです。インナーというか、なんというか、前に進む能力をいらった感じ。
それとこれは力を籠めると全く前に進みません。どうやって前に行く力を、伝えるか!!これに尽きます。やってる最中はそこまでですが、止まって10秒過ぎたあたりから、めちゃくちゃきついです。
そういう目に見えない、数値化できない能力が菊関格段にあがっています。
あとは地方場所特有の人間関係や行事をどうこなすか。メンタルで菊関はどのようにも変わるので、そこは相談して一番いいように持っていきたいと思います。
行事や付き合いに追っかけまわされず、自分のペースでゆっくりとできるかどうか。そこが全てです。静々と後ろから見守っていきたいと思います。
今週の金曜日と土曜日が連合稽古です。ここですべての照準を合わさず、初日は当たりや角度の確認、二日目は実戦でどれくらいできるか。そして多分もう一回出稽古ぐらいがいいんじゃないかと。
それも体とメンタル。それが合えば名古屋はいきます!!なんとか大きなのろしをあげたいですね!皆さん応援してください!!