36kg10分、86回でS1達成ならず。しかし今の自分では限界点まで行けた。
今回は、本当に自分が思う調整ができました。体のコンディション良好、ピークコンディションを含むサプリで体の調子はばっちり。
練習前の動きも今までにないぐらいの、良い動きができました。しかし達成ならず。これはちゃんと検証しないといけません。
もしあるとすれば、空調なしのジム開催なので、暑さぐらいですが、これも自己ベストが多数出ているとなると、言い訳にはできません。
残り1分の動画です。ホンマにきつかった!人生で一番きつかったかもしれません。
初級中級の自己ベストを出すには、出し切る事!上級の自己ベストを出すには、出し切る前にセーブすること!
どこの練習に行っても、どの競技の練習に行っても出てくる言葉「出し切れ!!」実際に出し切らないといけません。特に試合は出し切らないといけません。
その競技が初心者の競技や、中級(ここでいう初級中級は、自分がする競技歴が浅いこと。強い弱いではない)は、基本興奮した方が強いし、根性で行く方がいい結果が出ます。
しかし上級レベルになると、その競技で本当の自分を超えることが容易になってきます。そこで出し切ってしまううと、後半もたないです。
上級になればなるほど、ペース配分をしないといけません。
ちなみに、今回JKA史上初のS1を獲得した、溝口選手と、僕とのデータ比較です。
溝口選手 | 自分 | |
32kg5分 | 89回 | 81回 |
32kg10分 | 128回 | 121回 |
36kg5分 | 74回 | 62回 |
36kg10分 | 112回 | 94回 |
今回試合36kg10分前半5分 | 64回 | 60回 |
今回試合36kg10分後半5分 | 51回 | 26回 |
今回36kg10分最終成績 | 115回 | 86回 |
これを解説すると、溝口選手は試合前データで、32kg5分が89回に対し、36kg5分が74回。僕が、81回に対して62回です。
溝口選手の方が、4kgを増した時のの落ち幅が少ないです。これはまだ溝口選手の方が、重さに対してキャパがあるということ。
そして今回の試合で、前半到達はそこまでかわらないのに、後半に差が出たのは、重さに対して溝口選手がキャパがある、なおかつ、5分ベスト74回に対して、64回到達と余裕がある事。
対して僕の場合は、102回を行くことが目的なので、前半到達何が何でも60に乗せたかった。そうすると、今迄のベスト62に対して60は、ほぼ5分で振るベストのスピードで行ったこと。
この日コンディションがよく、5分でやれば65回はいっていたと思います。それでも5回分しか余裕はなく後半の失速につながったと思います。
5分で65回行ける体力があるということは、実際にコンディションの持って行き方、体調は万全だったということです。
自分の中のキャパ限界で戦ってくると、課題はいかに限界ラインを超えないか!出し切らないでセーブするか。
簡単なグラフを書きました。上下が強度、横が時間です。限界ラインは時間とともに落ちてきます。
限界ライン越えないで手前で休息するかペースを落とすと、まだ回復し次に備えられます。
しかし限界ラインを超えてしまうと、回復ができず出し切った状態になり、競技パフォーマンスは消滅してしまうというグラフです。
初級中級は、だいたい限界ラインの大分手前で競技していることが多いです。
またはフォームがまだ出来上がっていないから、そのフォームが原因で限界ラインが、下になりすぎていることがほとんどです。
だから最初は、動作がフォームを固めるのが先決で、その次にその動作がずっとできることが前提で、とにかく出し切ることが大事です。
しかし上級者になるとフォームの追及点が少なくなり、あとはキャパをどう上げるか、ギリギリ点を超えないで、できるだけ持たせれるかになります。
細かいところを言うと左をもう少し使うべきだった。
ちなみに10日前の、最大の山場の練習、36kg10分は94回行きました。
その時は前半到達55回でした。そこから39回できたことになります。これはまだ5分で限界ラインを到達していないということです。
それにこの時、左を意識するために、右からスタートし→左→右。と終わらせて、何回かのセットを左スタートで行きました。この分疲労が偏らなくなったのかなと。
本番の時は、本当にコンディションが良く、特に右のイメージが抜群だったので、右スタートばかりしてしまいました。失点はこれくらいしかないです。もしかするとこれが致命傷だったかもしれません。
今後これ以上のレベルを求めるには?

もう僕は今年で41歳になります。回復力も実際に落ちてきていますが、その中でと考えると、結構アイディアは浮かんでいきます。
- 自分の身体の起きていないところを、発掘し開発すること。
僕は、ほぼウエイトトレーニング出身で、今迄バーベルからスタートし、途中で競輪試験練習、そして基礎トレーニング、ケトルベル、クロスフィット系になっていきました。
ウエイトトレーニングオンリーに比べるとかなりバリエーションはあるほうですが、まだまだ開発していないところがたくさんあると思います。
そこで思いついたのが、左右のねじれ、振り切りでした。ロープトレーニングや、ハンマートレーニング、ケトルベルなど、前後に振ることはたくさんありますし、前に投げるのもかなりしました。
しかし、左右には振っていません。競輪で野球上がりの選手で特に野手は直線的な強さがあるのを、目の当たりにしています。
それはもしかしてバットを振っているから、ねじれや振る力があり、体の側面が強いのではないかと。
1300gのバットと、700gのバットを買いました。これを振ることで側面の身体能力が上がり、もしかすると連動がさらに増すのではと思いました。
どう結果が出るのでしょうか?
- 限界ラインを超えないで、自分のキャパを研ぎ澄ますこと。
やはり重いものを振らないといけません。軽いものは流れを使って、フォーム優先でやると飛躍的に回数が伸びますが、重いものはある程度力も必要です。
重いものを振らないと、この競技や力強さのキャパは生まれません。しかし力を使うと、回復に時間がかかりますし、ダメージも大きいです。
ちゃんと回復してから、重いものを振れる状態で、限界線の一歩手前でやる練習をするのが大事だと思います。
限界線を越えてしまうと、ほかのメニューや、回復日数に時間がかかりすぎてしまい、次に進めません。しかし初級や中級車は、どんどん限界点を超えるのはいいと思います。
限界線を越えるのは10日に一回が限度です。
具体的には40kg5分で、重い重量で体の使い方を覚えたいです。
- アイテム等を使って、自分な有利なポジションを確立すること。
これは今回も感じましたが、アイテムがなければ、まず5分到達60回が物理的に不可能です。
この日のセッティングは、アドバンスα、アクシスアドバンステープを首筋、モーメンタムネックレスで行きました。
練習もだいたいこのパターンです。もうアイテムなしでは、完全限界点到達は無理な状況です。
このセッティングをすることで、何しろ、ケトルベルのポジションが近く感じて、蹴り込みと振り込みの動作の同町が抜群でした。
ほとんどの動作は、気流が上に行く、そして軸が上の方が断然有利です。そのポジションはアイテムで確実に自分の物になれます。
溝口選手も今回115回でしたが、ノン装備だと自己ベストの112回は確実に到達は出来ていません。たぶん105-108あたりだと思います。
そしてサプリメント系で発見は、糖質の重要性でした。今まで僕は胃腸が弱いのか、アミノ酸単体では下痢することが多かったです。
もちろんプロテインなんて、いつも下痢でした。しかし新しいサプリ、「トリプルカーボパワー」を、アミノ酸1:トリプルカーボパワー2で入れると、吸収率抜群で、一切下痢がなくなりました。
日本人は胃腸がそこまで強くないと思います。糖質の入れ方がとても重要に感じました。
今回は自分を出し切ったので、悔いなしです。まだまだ挑戦は続きます。皆さんよろしくお願いします!。