結果を出すために、努力・知能・気持ちを出し続けている西村政子

滋賀県大津市から西宮まで毎月一回、我がジムで僕のアドバイスを聞きながら、トレーニングをしている西村選手。
学生時代ソフトボール。
結婚して体重が70㎏手前までになり、痩せないといけないということでマラソン。4時間30分がベスト。
そして何かのきっかけは分からないが、ベンチ競技に入り、52㎏級で67.5kgまで上げる。
この手前から僕の指導と道具を聞きながらトレーニングを始める。
もう2年ぐらいでしょうか。結果としてパワーリフティング、ジャパンクラシックマスターズとベンチをダブル優勝。
ケトルベルは自宅にも買い込み、トレーニングを続けてS級ケトラー。S級はプロアスリートでもなかなか出せないレベル。
コツコツとやる、特別際立った身体能力はない方。とにかくコツコツと気持ちをもって、やり続ける選手です。
5月には初の国際舞台、世界ベンチでM1-47㎏級に出場。
その47㎏級も、52㎏級より勝負できると、5kgのダイエットのに成功。甘いものを一切やめました。
めちゃくちゃ気持ちが強いです。コツコツと気持ちでここまで来たのは、本人の行動と継続のすごさ。
子育ても大変でその上PTA会長職までやっているので、地元ではスーパー母ちゃんになっているみたいです。
世界ベンチ仕事がなければお忍びで見ようかなと。生きざまを見てみたいものです。
朝4時に起きて、6時に出社し、18時に帰社。そして子育て。
その中で月1500km練習する男。松井宏典
朝四時にエニタイムでそのあと出社。朝四時に起きてローラートレーニングして、嫁さんにうるさいと怒られても練習。
わからないと思えば、すぐにネットで調べその道のプロに教えをすぐ伺いに行く。
新製品があれば即試し、それに応じて練習内容も変える。
時間は有限だから、頑張っても頑張ってももう無理と思えば、ばっさり切り捨てる。
とにかくやれることを、出来ると思えばとことんやりぬく男。それが松井選手です。
僕が知っているのは10年前はパワーリフターでした。スクワット230ほど上げて、全日本実業団優勝。しかしそこから伸びない。
やれる練習やりました。しかし本当にそこから伸びない。ぷっつり連絡が途絶えました。そして3年前ぐらいですか。お会いしました。
別人に変身。93kg→66kg。トライアスロン競技に変更。スプリント競技で2時間30分ほど。自転車はやればやるほど伸びましたが、スイムが一向に伸びない。
2年ぐらいスイムの練習ガンガンやっていました。しかし伸びない。そしてレース中にスイムで接触で肩を負傷し棄権。そこでトライアスロンを一時休止。
ロードレースに変えました。速攻で答えが出て、けいはんなレースのカテゴリーは忘れましたが、3位に入賞。そこから自転車一本に絞って、体力増強目的のシクロクロスと、メインはロード。
淡路島一周のアワ一何回行ったことか。強度もすごくて完全にスポーツ心臓になり平常脈拍40です。
そして3月31日、堺浜90分エンデューロ。カテゴリーなしで12位まで。半年前9月は57位。
記録も同じコースで6周増加。平均時速も30→37km。トップ集団は8位までだったので、トップ集団以外はばらけていてその中の12位。
確実に強くなっています。練習、そしてレースに出てトライ&エラー、そして修正の繰り返し。
これ以上何かを変えるにはどこを変えたらいいかと聞かれたら、仕事辞めるか、離婚するか、ぐらいしか方法・手段がないぐらいやっています。
努力する天才はこの人のことです。僕は言いますが世間の皆さん、この人ほど努力しなくていいです!!ふつうは体壊れますんで(^^)
競輪選手にあこがれ9年。落ち続けたが、確実に階段を上っている男。
姫野正志
姫野選手もやっています。わがジムに来て8年ぐらいですか。最初は自分の意志で練習せず、このメニューをしたら勝手に強くなるのでは、という思想でした。
しかしその思想もだんだん変わっていきます。自分でメニューを考え、行動するようになりました。人に流されることも本当になくなりました。
身体能力的にはかなりのものがあります。特に走りに関しては、80㎏弱の体重で今でも1500m5分半ぐらいで走れる体力。
懸垂もバンバンできます。ウエイト系も普通の競輪選手よりかは強いです。
タイムも本当に徐々に上がり、フル装備で1000m1分8秒台まで持って行きました。7秒は目前です。
国体選手も徐々に補欠から正選手になっていきました。
仕事をしながら夜に街道メニューを一人でこなしています。たまに同志を連れて舞洲・ポートアイランドで練習です。
競輪試験でも風のうわさでは、1000m1分11秒3、200mが11秒6。あと2-3年早ければ通っています。去年の試験でレベルが大幅に上がりました。
努力もするし、考えもする。自分でできることはすべてやっています。僕は方向性は間違っていないと思う。実際強くなっています。
ただ気になるのが「気づき」。僕のジムではやはりジムの中の動き、ローラーしか見ていません。
僕は動力の動きや流れは判断できますが、自転車そのものの動力は専門性まではいかない。
姫野選手の体力からしてまだまだ伸びる要素があるのです。ただそれに気づいていないだけ。知る手段を知らないだけ。
自転車の動きを知っているプロに、一回見てもらってほしい。必ず変わるはず。ちょっと配線がどこかで違うだけだ。そこさえ気づけば一気に強くなると思う。
それだけのポテンシャル、今まで築き上げたものがある。
いろんな苦労・悔しさは他の人の何倍も増幅している。結果でしかそれを晴らせないから、その結果を出す最短距離を歩んでほしい。
入門して7年。体重68kgで入門し、体は110㎏まで大きくした。あとはまずは一つ上をつかもう。琴考玉
長野県松本市出身。あのスピードスケート小平選手が所属する病院でこの世に生を受けた琴考玉。
高校時代までは卓球部でなぜか相撲取りを目指し、佐渡ヶ嶽部屋に入門。
最初は序の口でも勝つのがやっと。2年ほどして初めて序の口で勝ち越しができるようになりました。
そしてそこからさらに2年ほどして、序二段でも勝ち越すことができはじめて、序二段で4勝3敗を出せば三段目になるところまでに成長。
今はそこで足踏み状況。
世間からは多分弱いと思われています。結果がすべてのプロの世界。世間からはそう思われても不思議じゃない。
しかし三段目は、レベル的に全国高校のトップ16-32レベル。幕下は大学実業団合わせてのトップから32レベル。全日本横綱・学生横綱出身で大相撲横綱は1人しかいません。
何がいいたいかというと、序二段の上位レベルになると、タダの力自慢は本当に勝てないです。
もちろん僕は勝てませんし、ジャパンクラシック優勝のスクワット321惜しくも失敗した久井宏昌も勝てないと思います。
そしてプロの世界は、基本「教えてくれません」。四股のやり方、意味、すり足のやり方、なぜそれが必要か。科学的に教えることは少ない。
科学的に初心者から教えてもらうのは確実にアマの方が、何段も上のレベルです。
プロは出来上がった力士が、強い力士ともまれて、そして関取の椅子を目指してハングリーがあるから強くなるのです。
その何もない。力もない体重もない。そこで入門して110㎏まで大きくして、そしてコツコツやりながら頑張っています。
やれと言われたメニューは確実にこなし、質問もどんどんして、常に勉強している、琴考玉。
僕はその頑張り方向性をちゃんと見てるから、三段目目指して頑張ろう!!来場所5勝以上いこう!!