びっくりするぐらいシンプルな考え方。基本とコツの繰り返し。あとは諦めの決断。

昨日段さんと1時間弱電話で話しました。
僕が力餅競技を始めて3年目。
現段階の絶対王者。15年間、力で負けたのは淡路島の大会で、新鋭向江さんだけです。
ほぼ勝ちっぱなし。年間中四国で4回、東北で1回重量が重たい力餅競技があります。
もうひとつ50 kgと比較的軽量の力餅競技もありますが、これは軽量級絶対王者の河田さんがいます。
だんさんはデビューして、入門者に用意された力餅大会で優勝し、本格デビューして2-3年のうちに絶対王者の地位を確立。
以降48回の優勝を誇り、優勝率90%以上という、とんでもない絶対王者です。
その段さんに仲良くしてもらい、本当に嬉しい限りで、人としても尊敬できるし、絶対に力で1度は勝たないといけない存在です。
その段さんと電話で喋ってびっくりしたのが諦めの良さでした。
無理と判断したものはあっさり辞める。
これが案外びっくりしました。
だんさんは普段は現場職をしており、体が資本です。
その段さんの競技暦は
学生時代 卓球
社会人で力餅競技の前 アームレスリング
でした。
卓球はかなり練習したが、ひょっと出てきて、センスだけで勝たれてしまう選手に何をやっても無理、負ける。
それを悟り学生時代で引退。
球技は8割センスと言っていました。僕もその通りと思います。
そしてアームレスリング。徳島県大会決勝で対戦する相手に必ず負けます。
必ず決勝で対戦になりなり、何回やっても負ける。
何をどう考えても負ける。
そこでたまたま出てきたのが力餅競技。
新人戦いきなり優勝して、ほぼそこから上位。
これを機にアームレスリングもやめて、力餅競技に専念。
この諦めの良さ、無駄なものに付き合わない、捨ての感性、センスが力餅の絶対王者を産んだと思います。
実際そこからは現在までの歴史を物語る、48優勝、優勝率9割、力で段さんに勝った人は淡路島の向江さんのみという状況です。
基本競技は、センス・コツ。それがあってい始めて練習・修練
段さんは力は本当に強いです。
懸垂は毎日40回欠かさずします。
しかし懸垂しかしません。
試合前にケトルベルスイング、天山ケトルベル80kg 10分70回ほど、たまにスクワット180−200ハーフをちょこちょこです。

あとなしです。
現場仕事と、懸垂、ケトルベルスイングのみと言っても過言ではありません。
しかし最初はそれだけでしたのでしょうか?
力餅競技をやりたてのとき、その時の絶対王者大浦さんに、仕込まれました。
実際の餠に型どった物体で徹底的に仕込まれました。
そこで持ち方、持つポジション、コツを叩き込まれているのです。
その上に地力が強かった。腕が長く、手のロックが強い手の骨格があった。
これで絶対王者が生まれます。実際大浦さんの後を継ぎ、その後は段さんがほぼ取りっぱなしです。
大事な点は、
- センス・そのやる事に向いていた
- 指導者がいた
- 自分でコツを掴む考える能力があった
- コツを掴めればあとは体力強化
- 勝ってもさらに自己ベストを出す進化の気持ちを持ち続けた。
これができていたのだと思います。
段さんは釣りも名手。これもシンプル。時合・魚が活性が高い時にルアーをそこに通せるか。

これも昨日話しをしていて、要点はこれでした。
釣り自体の技術よりも、魚が食べたいと思っている時に、そこにルアーを通せるかという考え方でした。
釣りをする時間は、出社前の30分-1時間前、もしくは帰社後の1時間です。
家の目の前が海で、海をよく眺めています。
海を眺めたり、普段の釣りの時に状況をよく確認しています。
基本釣れた魚は、食べるかおすそ分けになるので、そこでお腹を開けて何を食べてるか検証します。
そこで様々なデータ、潮の満ち干き、天気、風向きを計算して、魚の活性が上がる時間にピンポイントで釣行します。
魚の前にルアーが通っても、魚の活性が低ければ食いつきません。
そこで食べている、現在進行形の魚の形、種類がマッチしていなくても、食いつきにくいです。
そこを利用して、少ない時間で大きな結果を出す。
釣りひとつにしても、やはり結果を出す考え方が、決まっているように感じます。
やはり、コツ・やり方の合致
そして、それが当たっていれば練習・修練
状況に応じてアジャスト
そして基礎体力向上
実は強くなるやり方は、かなりシンプルと改めて感じました。
段さんとは6月にでも僕が鳴門に行って遊んでもらう予定です。どうぞよろしくお願いします!