出し切る練習は本番で自己新を出す時か、キャパを増やすときにする練習。頻繁にできない。
色々なところの練習方法を見て、すごく思うのが
- 毎回出し切りすぎ
- そんなに人間は本気になれない
- そんなに人間は回復が早くできない
です。とにかく出し切っています。
毎回MAXの重量や、人生ベストを狙うかの練習をしている人が多いです。
中級・上級になるとそんなに人生ベストは出ません。
自己ベスト・人生ベストが出る時は
- フォーム・道具が変わって運動効率が変わっている
- 何かのきっかけで無駄なことをしなくなった
- 体力向上
体力向上が一番下にしましたが、そんなに簡単に体力向上もしません。
大体は無駄が無くなった、セッティングが決まった、ポジションが決まったです。
普段の練習こそ流しの練習を!これぞ全てがよくなる練習!
流しの練習とは、書いて字のごとく、流れでできる練習、7割ぐらいの出力の練習、出し切らない練習です。
私が教えてもらった100m走の流しの練習は300mの100mずつのラップタイムを同じ秒数を同じにする練習でした。
100mアップの流しで16秒が出たとすると、流しが16秒で出て、それなら300m同じ速度で行けると踏んだ時に
16秒0→16秒0→16秒0=300m48秒
で走る練習です。100mの小池選手がメインでやる練習。小池選手は13秒フラットで刻むことが多いとの事です。
私は最初20秒フラットからスタートしました。
現在はアップタイムを見て、300m流しタイムを設定します。必ずその日のコンディションで行います。
最近ではこの練習がいちばん効果が出ました!
体つきもタイムも、運動能力も運動神経も変わった気がします。
流し練習は何がいいのか?
流し練習は、本当にすごいバリエーションがあり、総合力が変わります。意味合いは
- 無理なく、怪我のリスクを減らしながらできる。
- 出し切らないから、ダメージが少ない
- 運動効率は確実に勉強できる
- 余裕があるので、考えながら修正できる
- 結果でいつ本番できるか見通しが建てれる
- 効率がよくなるから、さらにダメージも少なくなる。
- 刺激は入っているから、思っている以上に練習になっている
とにかく、効率が本当に変わります。
考える人であればあるほど、問題点をあぶりだせるので、そこの修正ポイントがみつけやすく、改善しやすくなります。
あとはやっぱりダメージが少なく、技量は確実に上がる。スポーツは体力と技量なら、競技は技量の方が大事です!
順番的に
技量→体力→技量→体力→メンタル→技量
ぐらいな順番かと。
わたしは300mの流し練習を採り入れてから、修正を重ね100m12秒8が出ました。
技量の修正と体力向上ができたから以外にありません。
流し練習は慣性がつくもの以外できない。具体的なやり方
私は100mでは
100mずつのラップタイムを同じ秒数にする。
ラップを刻む秒数は、事前の100mウォーミングアップタイムで決める。
わざと遅く刻む場合は2本、タイムが出そうな場合は、1本で終わらせた。
明らかに失速して力を使いすぎそうな場合は途中でもやめました。
要は技量と流れの中の体力を養っています。
超回復をさせるために追い込んではいません。極力色んな練習ができるように、追い込みすぎないことが大事です。
例えば自転車なら、600mを200mずつラップを同じで刻む。
ケトルベルなら、流れで振って、きつくなれば躊躇なく置いて、決めた回数の到達タイムを見る。置いたあとの休憩は、次のセットが出来ると思うまで待つ。
なんでも決めれると思います。
とにかく出し切ると
- 全身が疲弊してしまい、他の練習が出来なくなる
- 体が麻痺して感覚が鈍る
- 出し切らないといけない病にかかってしまう
こういう理由でしょっちゅう出し切りません。
出し切る時は
試合・自己ベストを出す練習・ここは出し切ると決めた日の練習
です。
騙されたと思って1ヶ月取り組んでみてください!いい結果出ます!