数値だけに見える練習でも、フィジカル1本ということは決してない。
先週の練習です。パワーMAXの4kpという負荷で6秒を5回練習しました。
- 最高回転206 カーボンシューズ クリート位置浅め
- 最高回転205 同じ設定
- 最高回転203 運動靴 クリート位置浅め
- 最高回転197 運動靴 装備無し クリート位置深め
- 最高回転206 最初の設定に戻し 1番後半もバテずに済んだ
ここで出た答えが
- クリート位置は確実に浅めが回転が出る
- 浅めは1-4歩目が弱い
- 深めは1-4歩目が強い
- アドバンス・パワートランスで重心補正は絶対必要
- 回転に出力が少なくて済む負荷は、何回やっても高水準でMAXがでる
- 高負荷は確実に最初か2回目までに勝負を決めないといけない。
ということは高回転で回す時間の方が確実に長いので、自転車はクリート位置浅めが確実に良いとおもいます。
特に日本人のような、欧米人に比べて、短足上半身も短く、股関節部分が長い人はなおさらです。できるだけ脚を長く使うには、さんの位置は浅めになるし、長く使っている時に、できるだけ足そのものを力まないで回せるかがカギとなります。
ちなみに4kp男子で
- 高校生運動部レベル 175ー185
- 自転車部ロード190ー200
- 競輪選手205-220
- 適正合格レベル220以上
女子で
- 高校生一般120ー130
- 高校生自転車部 130ー140
- 競輪選手 155ー175
- 適正合格レベル 170
ここ辺りかと思います。
走りの練習。基本は走っている時はいかに力を使わずに「移動」できているか?
パワーMAXの練習の翌日、100mを走りました。そのまえに50mを走りました。
50m 9秒1→7秒9→7秒4→7秒0→6秒85
そのあと100m 13秒34
(100m、50mそうのタイムでの換算タイム12秒5)
ここで何を言いたいかと言うと
- 距離に応じて走り方の根本が違う
- 普通の人は30mまでの走り方か、1km以上の走り方しか知らない。
- 走りは移動するもので、走るものでは無い
- 止まることが前提にある走り(球技など)と、陸上のように止まらなくていい走りとは走り方そのものが違う。
- 路面で全く違う。
普通の人は100mを測りません。50mも測りません。球技で100m以上を全力疾走する場面もありません。
例えば50m7秒0の人がノン対策で走ると
100m14秒3 200m29秒5 400m1分8秒
辺りでしょう。「一生懸命走るからです」
陸上で100mがメインでほかも走れます系になると
50m7秒ジャストとすると
100m13秒1 200m 26秒5 400m58秒
こんな感じになってくると思います。
これは「走っている時に前に流れているから」です。
無駄遣いしない、自分で勢いをとめない、無駄に力を使ってもそれ以上速度が上がらないなら力を使わないからです。
最近はシューズの進歩で特に長距離は、飛躍的にタイムが伸びました。
それは確実に、かかとからドシーンと落ちる
ヒールストライク→足の真ん中から落ちるみミディアムフット、つま先から落ちるフォアフットのシューズができた。
その着地に対する上半身のポジションが上手くなった。
これが原因だと思います。だけど普段走らない一般の方はとにかく一生懸命走るので、そこにたどり着かないです。
基本は筋力体力向上は、サーキットトレーニングで、その時できる自己ベストを狙う。その狙う種目をまっさきに持っていく
最近思うのは
トレーニングでスポーツ選手はジムワークが筋力を鍛えるという概念は捨てる。
全ての種目をどう回数や重量をベストができるか?
絶対走りや投げ、押しが必要です。
ジムに行くと、フリーウエイトやマシーンがあります。だいたいこの種目は足、背中とブイブイに分ける習性があります。
ボディメイクは部位部位で考えてください。
スポーツ選手は、なんでもいいから自己ベストをめざしてください。
別にその部位を鍛えなくていいです。色んなマシーンやフリーウエイトがあります。それを全身で出力して、ポジションを考えて、自己ベストの重量か、何回でもできるフォームを養ってください。
スポーツは、その競技の時間内に自分の体力を出すものです。
競技内で体力が無くなると何もできません。
「出し切ったら何も出来ない」んです。
出し切る練習は必要ですが、頻度が多すぎないように注意してください。
色々な種目やパターンで効率のいい上げ方、力の出るポジションを数多く知ることで、様々な筋力が鍛えられ、無駄な力を使うことがいかに無駄かを知り、多くの時間出力が出る状態や、瞬間瞬間トルクが出る状態が生まれます。
決して、固執せずに、色々な種目を試して、自己ベストを出してください。
結局は
筋力・無駄なことをしない・力の使い方の順番が正しい