長距離(人によって定義が違う)は確実に体重に左右される
私自身、前回住んでいた苦楽園や長居、そして今の武庫川沿いも含めて、かなり走りは基本と思って走っていました。
そこで感じたのは、特に2分を超えるものと超えないもので大きな差を感じました。
短距離走500mまでは、そこまで体重に関係なく、練習と工夫でタイムは縮まっていきました。
しかしながら2分を超えるようなものは一向にタイムが変わりません。
例に例えると
2km10分、キロ5分ペースがなんぼ練習しても切れない。
長居公園1周15分が切れない(2.82km)
5km30分はかろうじて切れた。キロ6分ペース。
結構走りましたが、長距離は体重を減らさないとできない。と感じました。
ちなみに1500m走自己ベスト
体重75kg19歳自衛隊時 5分35秒
前回92kg42歳 武庫川で 7分19秒
ただ太ってるだけじゃ無いのと言われますが
現在100m 12秒8
昔 100m 13秒5〜14秒以上
短距離は早くなっています。短距離と長距離の決定的な違いがあります。
短距離は筋力や力がやっぱり優先。長距離は衝撃やダメージ・トラブル回避が優先
短距離は、弊社の装備と走り方の練習でどんどん早くなりました。
実際には
50m 6秒85 高校時代は7秒0
100m 15秒0→12秒8
300m 52秒→45秒1
など大きく変わっています。
原因としては
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- アドバンスウェア・パワートランスなどで、重心・ポジション位置が確実に変わった。シューズも大きい。
- ネットでの情報収集で走り方がわかった。
- 走り方のドリル等で走るフォームが変わった
- 走る練習で、本番は1本、あとは走る流れや感触を作る5-8割走メイン
です。これはほぼどの人でも当てはまると思います。
走る練習と重心ポジション、走り方のベースと5-8割走で無理をしないようにすると、ほぼどの人でも当てはまる練習です。
しかしながら長距離は、話は変わります。
長距離は、基本「走ったらダメ。移動しないとダメ」です。長距離の大敵は「衝撃」です。体重が増えれば増えるほど、衝撃は確実にうけます。
衝撃でダメージを負う種類は
- 単純に体全体の衝撃を受ける
- その中でも弱い部分は集中して受ける
- そこで故障を起こす
とにかく故障との勝負になります。軽い体重の 長距離ランナーは、楽に走っています。
ホームページを見ていると、体重80kgの人がマラソンに10回出ていました。
80kgの時は、6時間27分から4時間21分の間。
遅い時は確実に怪我の要因があります。
そして、68-69kg台の時は
3時間51分ー3時間41分
80kgの好調時より30分、普通時で1時間、そして80kg台の時は、怪我で完走できるかどうかのリスクからは解放されています。
多分綺麗な痩せ方で60kgを切ればサブ3が見えるレベルになると思います。
1500m以上の長距離は、私から言わせると「体重階級制」にしてほしいぐらいです。
それぐらい競技の意味が変わってきます。
結局は仕組み。そこを理解する。
走りに関しては
短距離は筋力・フォーム・ポジション・重心位置です。
体重は自分の体重ー100で±5kg当たりがいいでしょうか。
身長は高い方が有利です。
重心位置は高くて前寄り。100mファイナリストの黒人を見ていただいたら、そのままがいいと思います。
陸上のタイムを出すだけ競技はなんと言っても、「伸び」が大事です。いかにギアチェンジが上手くいくかにかかっています。
球技出身でサッカーや野球選手の方が初速は早いです。しかし100mはギアチェンジしないと前に進みません。
球技選手は、オール1速で走る車、
陸上選手は、1ー2ー3ー4速で走る車と思ってください。
長距離に関しては、なんと言っても衝撃回避です。
NIKEの厚底出現で、衝撃に関しては大きく変わりました。
日本人にはカーボンソールが、合わない人が多いです。僕はズーム3は合いませんでした。
ソールが柔らかめになれば、NIKEのコンセプトは、足裏外側にかかる、ミディアムフットフット、フォアフットを託すは、コンセプト上あっていると思います。
何度も言いますが、長距離は体重です。
165cm以上の人は身長ー110
165cm以下の人は身長ー105
は欲しいところです。
それ以外は、タイムの戦いでなく、自分自身との苦しみに耐える戦いになると思います。
短距離走は、筋力、フォーム、重心ポジション
長距離走は、体重、フォーム、重心ポジション
です。