数値系競技に、その時の数値だけに囚われるな!数値には色んな要素の複合

数値系競技は当たり前だが、数値で勝負する。しかし数値の環境が、その時その場所、その環境で全く違う。

今回久しぶりに日本一決定戦、全日本パワーに出場しました。第3位を人生で初めて撮ることが出来ました。

自分の今までやってきた事と、周りの皆さんの力、セコンドの力、全てを結集した力だと思っています。ありがとうございました。

今回は、陸上競技や、我々やっている、パワーリフティング、水泳など、タイムや飛距離、重量を争う、数値のことで書いて見たいと思います。

数値競技は、その場所、その空間、季節、高度、硬度、気圧、音、諸々の条件が毎回全く違う。

今回の全日本パワーは、真夏の真っ只中開催。過去にこの時期の全日本パワーはやったことがないと思います。

このパワーリフティング競技の、特にフルギアの競技はこの時期まずやりません。

しかし今回はコロナの影響で大会が延期、やっとできた時期が8月末でした。

パワーリフティングで真夏で行わないのは、やはり記録が出ないのと、フルギアはキツい服を着て、さらに圧縮するので、身体に影響が多大であることです。

真夏にマラソンをするようなもので、まず好記録が出ません。

やはり上から高重量が乗っかってくるので、それなりの体の「固さ」が重要になります。

温度が高くなればなるほど、身体の固さが出なくなり、ふやけるような感じになります。

まだフルギア出て回数まもない選手や発展途上の選手は、数値はその人の限界にまだ来ていないので、世間にとって高い記録は出ます。

しかしやりこんだベテランで、数値がその人にとってかなりやりこんだ数字が出て壁がはっきりしている人は、今大会全く数値を出せてなかったと思います。

冷房がしっかり効いた、この時期にするにはこれ以上の場所、環境が見当たらない状況でです。

これが世間の体育館で、冷房の効きが甘かったら、もっと失格者が続出、数値もまだまだダウンしている状況です。

地面の環境、自分でも今回はっきり気づいた。環境の改善を行いたい。プラットフォーム

今大会行われた、パワーフラッシュアリーナは、パワーリフティングを行うために作られた、会館です。

しかし、初期大会を行うと地域住民から苦情が入りました。「ドーンドーンと音がする。」

デッドリフトで地面にバーベルを落とす時に出る音です。これを解消するために、柔らかいマットを下に、上に硬質ゴムで対応することになりました。

実験の時は音が出なくなった!良かった!と対応完了と思っていました。

しかし選手からは少し柔らかいと意見が出ます。その時はそうなんかなとしか思っていなかったのですが、自分が本気で試技をすると確かに少しふらつきます。

特に第1試技の時に感じました。まだ重量が軽くて、色んなところに意識が行くからでしょう。

しかし第3試技の時はもう気になりませんでした。いっぱいいっぱいで挙げることに集中してるからでしょう。

地面の硬さはなんの競技でもものすごく重要、要素になります。

ましてやスーパー高重量を扱う全日本パワーです。少しの要素が結果に左右します。

数値を出す上のコンディションとしては厳しめです。しかし勝負の要素となると、そのコンディション状況で、数値が高い選手が勝ちなので、コンディションを見極めた選手、合っていた選手の勝ちとなります。

このように数値競技は

  • 環境、季節、高度、硬度など様々な環境で数値は全く違うものが出る。
  • しかし勝負はその時は全員同じ環境。その環境に対応・合致下選手が有利となる。
  • 数値は鵜呑みにしたら行けない。あくまで参考。目安。

ということになります。そして数値競技の心構えとして

  1. 自分の自己ベストは、心の拠り所として、自信を持って戦うこと
  2. 自己ベストはあくまで自分がいい条件で出していることが多い数値であり、その場その場で環境が違うから、自己ベストに対して、変にプライドを持たない事。その時にできる選択を特に最初の試技はすること。
  3. 自分のその場その場の自己ベストを設定しそれを更新すること。その場所の自己ベスト、その季節の自己ベスト、設定を細かくなれば、色んな自己ベストの数値が生まれます。
  4. 同じ条件なんて、二度と現れません。それに近い状況で自分が出した自己ベストを常に意識し、それを越えようと心構えること。

100mでも向かい風と追い風とは全く違う。

温度でも全く違う。温度で路面反発係数も違う。

磁場の関係もある。応援あるかないかでも違う。

とにかく環境が同じことは二度とないわけで、今まで出したことのある数値は自信を持って自分のプライドを持つ。

しかし勝負事は、数値はどうでもよく、相手に少しでも数値が良ければいいわけで、自分の数値の過去は関係ないです。

勝負と数値は別物であるということを、頭に入れて貰えたらと思います。