自分が今まで自分も感じ見て感じた、年齢で何が変わっていくのか?一番の変化は神経伝達の速さだと思う。
昨日は我がジムに、上は58歳、下は20歳まで来ていました。年齢で体力や能力は実際どのような感じでしょうか?あくまで主観の感覚で書きます。
若い | 年配 | |
神経伝達 反応 | 神経伝達 反応が速い | 神経伝達 反応が遅い |
動きの途切れ | 動きの途切れがない なめらか | 動きの途切れがある。カクカクする |
筋力 | 発展途上 | 40代が一番筋力がある |
回復力 | 若いほどある | 歳をとればとるほど回復力はない |
重心 | 高い | 低い |
生体気流 | ふわふわしている | ドシっとしている。 |
眼 | 眼の反応がある 眼から動くまでの回路がいい | 老眼が進んでいく |
経験 | 無い。 | ある。 |
分析・戦略 | 出来てしまう人もいるが、考えない人は全く考えない | 専門であればあるほど思慮が深い |
発想 | 無いものを作ってしまう人がいる | 置かれた環境、性格による |
体の硬さ | 若いときの方が柔らかい | 歳をとると固くなる。 |
この様な感じに見えます。単純に言えば、その場で何とか出来る事、動かないでその場に引き付ける事は、年配でも相当強くなっていきます。
しかし、目から反応して動かないといけない競技、特に球技は若いときが圧倒的有利です。
ウエイトトレーニングは年をとっても、記録更新はそんなに珍しいことでもないです。
しかし、体がしなった方が有利の短距離走、ストップ&ゴーが激しい競技、タイムを競う競技は「ノン対策」なら若い人が有利です。
対策をとってしまえば、なんとかなることが多いです。そうしたらどう対策をとったらいいのでしょうか?
やることを客観的に分析し、落ちた・変わったことを素直に対応する事。
これしかない。逆に言えば、対策すれば若手に勝てる!
若手に負けていることは、
- 神経伝達 反応
- 動きの途切れ
- 回復力
- 眼
- 体の硬さなど
です。まずは皆さんに受け入れやすいものからです。体の回復力と、体の硬さです。
これは、簡単に言ってみれば、「ケア」です。栄養ではありません。
プロテインや、サプリメントの過剰摂取は、内臓の負担が必ず来ます。競技直前で必ず仕上げないといけないときは、サプリメントはかなり有効です。
筋肉の能力をかなり上げることができます。しかしながら内臓には負担は来ますので、日常的にサプリメント漬けはお勧めしません。
試合前2週間前以外、練習前で確実に栄養がいる状態以外は、普通の自炊が一番いいと思います。自炊で栄養調整です。
プロテインで体つきが大幅に変わる人は、確実に内臓が強い人だと思います。私自身はプロテインでは体の変化を感じ取ったことがありません。

ケアは、お金がかかります。手段は
- マッサージ(筋肉をもんで筋繊維を一度切る。そして回復を託す)
- 整体(骨を動かす。しかし筋繊維が偏ったポジションのままだと骨を動かしたところですぐに元に戻る)
- 鍼 (一瞬で筋肉をゆるむ。何処をゆるませ、何処をそのままにしてポジションをとれるかが問題)
- 気功(内臓系は気功が一番効く感じがします。筋肉はマッサージ、気候は内臓と分けて考えればすごいです)
これらを必要に応じて、自分の体に応じてチョイスし、時間を見つけ、金を使えるか。これにかかってきます。
ケアは練習になります。私自身最近ケアに再注目し、一気に体の調子が上がってきました。たぶん長年滞っていたコリが外れて体が動いています。
眼は、3点です

- レーシック
- 眼鏡
- コンタクト
特に40代を超えると目の反応が確実に変わってきます。老眼が進み、近視と遠視、乱視が増え、左右バランスが増えてきます。
左右バランスがおかしくなると、物をとらえる力が確実に減ります。矯正で対応しましょう。結構手っ取り早い手段です。
眼鏡店で結構楽に目の判定ができます。1年に一回判定をした方がいいです。40代以降の目の変化はとても早いです。
眼で走りにもかなり影響します。見ているポジションでバランスを変えるためです。

そして、神経伝達反応です。これは、生体気流の変化が体内に起きています。生体気流とは体内に流れている、微弱な電流シナプスです。
理屈は、石、布、物体そのものにある周波数、または強力な磁場帯を意図的に作った装置に入れて、周波数を変えることで、シナプスの動きは確実に変わります。
あと乾燥は大敵です。冬場かさついている人、年を取ると油分感が減り、かさついている老人が多いと思います。
これは筋肉に保水力がなくなっているのと、表層の油分の膜がないためです。
若い人はこれがふんだんにあります。水分が溜まり、油膜がしっかりしています。
これを物理的に幕を作るしかないので、オイルをしっかり塗ることが重要です。特に冬です。夏は汗が出ていかないので逆効果になります。
対策を打てば、回復力の速さ以外は、若手に勝てる分野が確実に広がる。
逆に若手は、ベテランに経験・対策・ケアを教えてもらえば鬼に金棒!
若手に言えることは、技術的なこと、対策を自分がこれはと思うコーチ、選手に徹底して聞くこと、試すこと、考えることです。
若手が強い選手は、はっきり言って努力しているから強い選手は稀です。「それが合っている事で、環境があり、練習すればするほど強くなる人」が強いのです。
練習をすればするほど強くなることは確かです。しかしながら条件があります。
- 物事が合っている事
- 回復している事
- やっている物事が強くなりたいと思っている事
この3点がそろっている必要があります。高校生までのほとんどのパターンが、環境やコーチが合っています。
大学生ぐらいから自主性での練習が主体になるので、考える能力がないと前に進みません。
しかし、高校生までで、親や学校、クラブが合っていると、そして理論・根拠がしっかりしていると、ほぼ選手は練習をこなせばいいだけになるので簡単です。
そして壁に普通は当たりますが、才能がある人は、本当に壁がないんです。伸びる練習は回数をこなせばこなすほど、成長します。
しかし、回復が追いつかない、練習に追いつかない、周りに追いつかなくなると、「考える・検証する力」が絶対的に必要です。
今は
- コーチ
- ユーチューブやネット
- SNSでコーチに直接頼む
等の手段があるので、「考える・検証する力」は本当に重要になります。
才能で行ってしまった力は「けがに弱い・体の年齢的な変化に弱い」です。それは考えなくてもできた物事なので、何かで壊れると修復手段がない。
しかし、「考える・検証する力」があると、それは一回プログラムした物事なので、修復作業が容易です。
今の時代こそ、「考える・検証する力」が重要ではないかなと思います。