自転車は確実一にポジション、二に方向、三に体力。平地は前乗り、のぼりは後ろ乗り。

平地、下りは前乗りで間違いない。いかに前輪を斜め前体重をゆだねられるか

これは往年のスーパースター、カンチェラーラ選手ですが、単調な平地、トラックやストップ&ゴーが少ない場合の自転車は完全に前乗りが有利です。

後輪は、小ギアが回ってのギアのトルクによって、地面と接しているバランスが、地面に力さえ伝わっていれば、後はいかに前輪を回せる体重のかけ方が大事です。

タイムトライアルの自転車、トラック競技の自転車は、基本的に前輪に荷重がかかるように設定されています。押すでもなく体が預けられれるかがポイントです。

日本人は前に体重を預けるのはとても苦手な人種で、引っ張りこむ癖が強いです。

それで、漕いでいるときはいいが、慣性で前に車体が行っているときに、前に体重預けが苦手な分、前に行く慣性を殺していしまい、結果力が必要にあり、スタミナ不足が多いです。

ロードを乗ってよくわかりましたが、ロードはブレーキをかけるシフトのところに手を預けるのが一番、前輪に体重を預けやすいです。

しかし、先ほど言ったように、日本人は体を後ろに引っ張る体質があります。

回転を出せば出すほど、ハンドルに手をかけて預けることが難しくなり、重心を後ろに倒して慣性を殺しやすい設定の人が多いです。

自分はアドバンスと車体のコーティングで前に行く仕様にしました。そこでステムを100mmから120mmに変更すると、2.5km速度アップしました。

全力平地走行で以下のように違いがありました。武庫川 追い風5m 300-400mの最高速出し

  1. ステム20mm伸ばしで120mm アドバンスフル装備 車体アドバンスイオンコート装備 57.6km
  2. ステム100㎜          アドバンスフル装備 車体アドバンスイオンコート装備 54.9km
  3. ステム100mm        アドバンス装備                   52.8km
  4. アドバンス無し 車体装備無し                            51.9km

これは体力の問題でなく、方向が合っているか合っていないかの話です。

方向が合っている場合は、漕げば漕ぐほど、新しいポジションができて力を発揮できる感覚です。

しかし方向が合っていないと、ギアが空回りしている感じで、新たなギアに移行できない感じです。

勾配がある坂になるとまるっきり違う展開になってくる。前輪浮かせ気味ぐらいで丁度よい。

先ほどの平地の設定はとにかく前輪を前に体重を載せろ、前輪を転がせでした。

ちなみに勾配になると、逆に後ろハブ付近に体の軸をを乗せ、ちょこっとウイリーするぐらいの気持ちで漕いだほうが前に進みます。

ちなみに平地で出てるセッティングそのままで、山道を走るとほぼほぼタイムが落ちます。

自分なら山道が多い場合は、ステムを一気に短くして60-80mmにして、サドルの鼻を少し上げ、前後輪のタイヤは、とにかく軽くします。

ここの立体駐車場を利用して実験。何回も登りました。

一番軽かったのは、上ハンドルに手を引っ掛け。ステムは120mmより断然100㎜の方が登りは軽いです。

確実に後ろに軸を残した方が、上り坂は進みます。

逆にこの坂路を利用して、漕がずに下ってみました。

  1. 一番出るのがステム120㎜ シフトレバーに手を置いて前に体重をかける 26.1km
  2. ステム120mmで、上ハンドルに手を置く 24.5km
  3. ステム100mmで シフトレバーに手を置く 24-25km
  4. ステム100mmで、上ハンドルに手を置く 23km

全然漕がずにただ転がった結果です。下りでスピードが出るポジションは、のぼりでは出ない

逆に登りでスピードが出るポジションは、下りでは出ないとなります。

結局はまず方向にあっていることが大事で、スタミナやパワーはそのあとの問題

我がジムに練習を着ていた生徒で競輪選手を技能で受けたいという高校生、そして女子もいました。

両方とも力は強く、ケトルベルはS級競輪選手よりも強い、ウエイトも強いです。ただ、地面を使って力を入れるのは得意ですが、「流れる」という感覚はないです。

一人は高校一年生で初めてやった1000mタイムトライアルが1分23秒で、高校卒業時1分21秒。2秒しか変わらず。

もう一人も1000m1分21秒を3か月で出て、そのあと1年半やっても伸びず。

何回も言いますが二人ともウエイトを上げる力は、S級競輪選手よりも強いです。

簡単に言うと、引っ張る力が強すぎて、前にゆだねるやり方を知らない、そのポジションが作れないという事が端的な理由です。

固定の自転車もS級選手とどっこいの数字を出します。しかし自転車が前に流れない。

何が違うかといえば、前に行く、進み方考え方が全然違うという事です。

トラック競技みたいに高速の速度帯がどんどん出るセッティング

マウンテンバイクやシクロクロスなどストップ&ゴーが多い乗り物はセッティングや車体がまるっきり違います。

その競技の趣向に自分が合わせる。逆らわず合わせたほうが競技はうまくいくことが多いです。